両立できないと感じているあなたへ。看護師20年、揺れながら働いてきた話

看護系
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「両立できてる気がしない」

そう感じたこと、ありませんか。仕事は仕事で頑張って、家に帰ったら育児と家事。頭では「みんなこうやって両立してるんだから」と分かっていても、心のどこかで「これ、両立って言えるのかな」とモヤモヤすることがあります。

正直に言うと、私も今、答えを持っているわけではありません。今日は、私が一番「両立できてない」と感じていた時期の話をしようと思います。

休みの日まで仕事をしていた日々

病棟で正社員として働いていた頃、私は仕事量に本当に追われていました。日々の業務が積み重なって終わらず、気づけば休みの日にも「ちょっとだけ」と仕事をしに行くことが当たり前になっていたんです。

そうなると当然、子どもとの時間や家事は後回しになります。「今日はゆっくり公園に行こう」と思っていた休日が、気づけば書類仕事に消えていく。子どもに「今日は一緒に遊べないんだ、ごめんね」と言う回数が増えていきました。

「何のために働いているんだろう」

一番しんどかったのは、忙しさそのものより「やりがいを感じられなくなっていたこと」でした。

目の前のタスクをただこなすだけの毎日。もちろん仕事自体は嫌いじゃないし、看護師という仕事に誇りもあります。それでも、業務に追われて「なぜこの仕事をしているんだっけ」と立ち止まる余裕すらなくなっていく感覚がありました。

家のことも仕事も、なんだか中途半端。どっちも100点にはならないし、むしろどっちも60点くらいで綱渡りしているような感覚がずっと続いていました。

自分自身を見つめ直す時間がなくなっていく

仕事と家庭に全部のエネルギーを使い切ってしまうと、最後に消えていくのは「自分の時間」でした。

好きなことをする時間、これからの人生をどうしていきたいか考える時間。そういうものが、いつのまにか生活のどこにもなくなっていたんです。今思えば、それが一番しんどかったサインだったのかもしれません。仕事も育児もこなしているはずなのに、自分がすり減っていく感覚だけが残る。

じゃあ、何が「両立」って言えるんだろう

ここまで書いてきて、結局行き着くのはこの問いです。

「両立」という言葉を聞くと、なんとなく仕事も家庭も両方うまくいっている状態を想像してしまいます。でも実際には、そんな状態がずっと続くことなんて、そうそうないんじゃないかとも思うんです。

仕事を頑張れば家庭にしわ寄せがいく日もあるし、子どもを優先すれば仕事に後ろめたさを感じる日もある。その振り子がずっと揺れ続けているだけで、「両立できている状態」というゴールのようなものは、実はどこにもないんじゃないか——正直、今もまだこの問いの答えは出せていません。

私だけじゃなかった、看護師ママたちの声

このモヤモヤを抱えながら、同じように感じている人がいないか調べてみました。すると、驚くほど似たような声がたくさん見つかりました。

  • 仕事中も子どものことが気になって、心から仕事に集中しきれない
  • 家に帰ってからも家事や育児が続き、気づけば自分の時間がどこにもない
  • 子どもの体調不良で早退や欠勤が続くと、職場の空気に気まずさを感じてしまう
  • それでも、子どもの成長やちょっとした「ありがとう」の一言に、疲れが吹き飛ぶ瞬間がある

「自分だけがうまくできていないんじゃないか」と感じていたけれど、同じように揺れながら働いている看護師ママがたくさんいるんだと知って、少しだけ肩の力が抜けました。

【プチ情報】両立のためによく言われている工夫

私自身まだ模索中ですが、調べる中で一般的によく挙げられている工夫も紹介しておきます。

  • 時短勤務やパート勤務に切り替えて、勤務時間そのものを見直す
  • 夜勤の回数を減らせないか、職場に相談してみる
  • 訪問看護やクリニックなど、夜勤のない働き方に転職する
  • 家族や地域の子育て支援サービス(ファミサポ・病児保育など)を頼る
  • 職場に子育て中のスタッフが多いか、事前に確認しておく

どれも「これさえやれば解決」というものではありませんが、自分に合う工夫を少しずつ組み合わせていくことが現実的なのかなと感じています。

今の私の働き方で変わったこと

私自身、病棟の正社員から管理職を経て、クリニック、訪問看護へと働き方を変えてきました。振り返ると、働く場所や勤務体系を変えるたびに、少しずつ生活の余白が戻ってきたように思います。

とはいえ、それで「両立できるようになった」かというと、正直まだ言い切れません。相変わらず、仕事と育児のバランスに悩む日はあります。ただ、以前よりは「今日はこれでよかったかな」と思える日が増えた気はしています。

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まとめ|完璧な両立を目指さなくていい

「両立できてる気がしない」という気持ちに、はっきりした答えは出せませんでした。それでも今回、いろんな看護師ママの声を知って思ったのは、両立の形は人それぞれで、正解も一つじゃないんだろうということです。

仕事も家庭も100点を目指さなくていい。振り子みたいに揺れながら、その時々でできることをやっていく。それでいいんじゃないかと、今はそう思うようにしています。

もし今、「両立できてない」って自分を責めてしまっている方がいたら、それはきっと、それだけ真剣に向き合っている証拠です。私も、まだその途中にいます。

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