【現役看護師20年が解説】訪問看護のメリット・デメリットとは?ワーママ目線の本音レポート

訪問看護のメリット・デメリット 看護系
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「訪問看護に興味はあるけど、一人で対応できるか不安…」

「オンコールがあるって聞いたけど、子育てしながら続けられる?」

転職や異動で訪問看護を考えたとき、こんな不安を感じていませんか?

私も最初はそうでした。看護師歴20年、病棟・管理職・クリニックと様々な現場を経験してきた私が、実際に訪問看護を経験してわかったことを正直にお伝えします。

きれいごとなしの本音レポートです。ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること👇
✅ 訪問看護のリアルなメリット・デメリット
✅ ワーママ看護師に向いているかどうか
✅ オンコールの実態
✅ 経験前後でイメージが変わったこと

訪問看護のメリット5つ

① 患者さんと1対1で向き合える

病棟では数十人の患者さんを相手に多重課題を進めていく、これは業務をこなしているような感覚でした。

もちろん急性期医療と在宅医療では患者さんのゴール設定が違います。疾患に向き合って、専門性の高い治療を提供することも大切な看護です。

しかし、業務に追われ患者さんの声や思いに寄り添えなかったと後悔したことはありませんか?

一方、訪問看護では完全に1対1です。その方だけのために時間を使えるので、「ちゃんとこの人を看ている」という実感が持てます。看護師としてのやりがいを改めて感じられた瞬間でした。

② 患者さんの素顔・日常が見える

ブログ釣り挿絵

病院の中では見えなかった、その人らしい日常生活の姿が見えます。

趣味の道具、家族との関係、生活の工夫。「この方、こんな生活をされてたんだ」と感じる瞬間が多く、患者さんへの理解がより深まりました。

病院という非日常の空間ではなく、生活の場で寄り添う看護の温かさを実感できます。

③ 状態が安定している方が多く、意外と安心

ブログ電話相談

「急変したらどうしよう」と怖かったのですが、訪問看護の対象は状態が比較的安定している方がほとんどです。

基本のバイタルサインと観察ができればまず大丈夫。何か疑問があれば管理者に電話で相談できる環境もあります。

私の勤めているクリニックでは最初の期間は先輩と2名で同行し、訪問看護のノウハウや一人ひとりに応じた患者さんへの対応を学びました。

転職を検討中の方は研修期間やフォロー体制、対象とする患者さんの傾向(終末期、小児対応など)を確認しておくことをお勧めします。

④ 慣れると自分のペースで動きやすくなる

最初は移動時間や訪問時間の読みが全くわかりませんでした。でも何度か経験すると感覚がつかめてきます。

「この距離なら〇分」「この方は〇分で終わる」というペースが身につくと、スムーズに動けるように。自分でスケジュールをコントロールできる感覚は、病棟にはなかったものでした。

⑤ 夜勤なしでワーママにも向いている働き方

訪問看護は日中の時間帯がメインで、夜勤がない事業所がほとんどです。

子どもの送り迎えや学校行事に合わせてシフトを組みやすく、「夜は家族と過ごしたい」ワーママ看護師にも向いている働き方のひとつです。私自身もパート勤務として無理なく関わることができています。

事業所によっては「訪問先から直帰OK」「訪問の隙間時間に習い事の送迎OK」などママの予定を柔軟に受け入れてくれる施設も少なくありません。

訪問看護のデメリット5つ

正直に言います。良いことばかりではありません。

① 時間内に看護を終わらせるプレッシャーがある

次の訪問先があるため、決められた時間内に看護を完了しなければなりません。

最初のうちはこの時間感覚に慣れるのが大変でした。処置に手間取ったり、患者さんが話し込んでしまったりすると、焦りを感じることも。

② 一人なので観察力・技術力が求められる

チームで確認し合える病棟と違い、判断は基本的に自分一人。

「これ、どうだろう…」と思っても、その場で相談できる同僚はいません。ある程度の経験と自信が必要です。でも正直「こんなことで連絡して良いのかな?」と判断に悩むこともあります。しかし、今はカメラや通話機能で、より情報を伝えやすい時代です。迷わず先輩に電話で相談しましょう!

事前に職場が相談しやすい雰囲気なのか、連絡ツールを調べておくのも良いでしょう。

③ 生活環境はさまざま(きれいな家ばかりではない)

これは正直に伝えておきたいのですが、すべてのお宅がきれいなわけではありません。

独居の高齢者のお宅や、生活が困難な環境のご家庭もあります。どんな環境でも動じない柔軟さが求められます。

その場合看護師は他職種と連携し、清潔な環境を提供するためのプランを提案することもあります。

ケアマネジャーを通して介護を追加したり、訪問入浴の導入など利用者さんにとってベストな環境を作り上げることも訪問看護師として大切な役割となります。

④ ご家族への気遣いも必要

患者さんだけでなく、同居しているご家族への配慮も大切。

在宅介護をしているご家族は心身ともに疲弊していることも多く、話を聞いたり、気持ちに寄り添ったりする場面もあります。

病棟よりご家族との距離が近く、患者さんへの思いも人それぞれ。思い入れが深く、看護側にも細かなお願いをされるご家族もあれば、家族間で仲が悪く医療者に完全お任せな家庭もあります。

そのため事前のカンファレンスで、医療方針や意思の統一を認識し合い、決められた内容はスタッフ間で共有し看護を提供することが大切となります。

⑤ 天候に左右される移動がある

自転車や車での移動があるため、雨・猛暑・寒さの影響をダイレクトに受けます。

「今日は雨か…」という憂鬱は、病棟では経験しなかったこと。体力的な負担も意外とあります。

職場によっては「自動車運転ができる人歓迎!」の条件を出していることも多いと思います。採用にも影響しますので、自動車運転に自信のない人は事前に伝えておきましょう。

気になるオンコール問題、正直に話します

ブログオンコール

訪問看護を考えるとき、多くの方が一番気にするのがこれではないでしょうか。

オンコールとは、夜間や休日に患者さんからの緊急連絡を受けて対応する当番制のこと。常勤スタッフはほぼ必須といっていいほどついてきます。

「夜中に電話が来るかも」というプレッシャーは、子育て中のママにとって大きな懸念点ですよね。

ただし、パートや非常勤ではオンコールが免除される事業所も多いです。私自身パート勤務のためオンコールはなく、その点は安心して働けています。

転職を検討する際は「オンコールの有無・頻度」を必ず確認しましょう!

訪問看護師を経験前後でイメージが変わったこと

まとめ:訪問看護、不安より可能性の方が大きかった

訪問看護は確かに大変な部分もあります。でも経験してわかったのは、不安より可能性の方がずっと大きいということ。

特にワーママ看護師にとって、夜勤なし・日中のみという働き方は大きな魅力です。オンコールもパートなら免除される事業所もありますので、まずは条件をしっかり確認してみましょう。

「転職しようか迷っている」という方へ。まずは情報収集から始めてみませんか?