【採血なんて怖くない!】看護師が教える失敗されない3つのコツ!

看護系
この記事は約4分で読めます。
記事内に広告が含まれています。

「毎回の採血が不安…。」そう思っている方は多いのではないでしょうか?

健康な人でも健康診断や人間ドックなどで血液検査を行うことがあり、採血は必須項目になっています。採血が特に苦手な方は、前日から緊張で眠れず体調の優れないままの状態で来院される方もいます。

今回は、そんな採血が苦手な方に向けて、看護師である私が実践してきた『採血を成功させるための3つのコツ』をご紹介します。

✅水分をしっかりとる

✅自分なりのリラックス方法をみつける

✅採血しやすい手を施術者に伝える

この記事では採血を失敗されないコツを理解し、安心して検査を受け、病気の予防・健康の維持につながってもらえれば幸いです。それでは詳しくみていきましょう。

採血を失敗されるよくあるケース

採血がうまくいかない原因は、患者様の状態や血管の状態、そして施術者の技術など、様々な要因が考えられます。ここでは、よく見られるケースをいくつかご紹介します。

1.血管が細い

年齢的な変化によりご高齢の方は血管の弾性が弱くなる傾向にあります。

また持病により循環状態が不安定な方は、血管が細く蛇行しているケースもあります。

2.体格が良く、血管が見えにくい

肥満気味の方、筋肉質の方は血管が筋肉や皮下脂肪で覆われ、表面上から確認しにくい場合もあります。

3.寒さで血管が出にくい

気温の低下や冷え性の方は末梢血管が収縮し、血液循環が悪くなるため血管が見えにくくなります。

4.緊張にて血管が見えづらくなる

精神的に緊張すると交感神経が有利となり血管の収縮につながります。また過剰に力が入り、血管が見えにくくなる傾向にあります。

また、患者様の緊張は施術者にも伝わり、予期せぬミスにつながる可能性もございます。

5.施術者にプレッシャーを与える

時に、『失敗しないでくださいね』『一度で終わらせてください』といったお言葉をいただくこともございます。もちろん、私たちも細心の注意を払っておりますが、患者様と施術者、双方がリラックスできる雰囲気づくりも、採血をスムーズに行う上で大切な要素だと考えています。

まずは[事前準備]が大切

水分をしっかりとる

よく「採血の日は食べ物も飲み物もダメなんでしょ?」と思ってる方が多く、前日の夜から絶飲食の状態で来院されると、体は脱水状態にて血流が悪くなります。

検査の項目によっては絶飲食の時もありますが、一般的な採血の項目では食事は中止、しかし水分はOK(水orお茶)です。前もって医師や看護師に確認しておきましょう。

自分なりのリラックス方法をみつける

前述にもあるように、過度な緊張にて失敗につながる例もあります。緊張を緩和する方法として、深呼吸や温かいお茶を飲むなどリラックスする方法を実践しましょう。

採血しやすい手を施術者に伝える

採血をする機会が多い方は成功率の高い腕の部位もしくは血管の位置を施術者に伝えると、血管を探す時間も省略され、何度も針を刺されることも少なくなります。ただし、同じ部位で何度も針を刺していると皮膚や血管が硬くなってきますので注意は必要です。

採血時のQ&A こんな時どうする?

採血を受ける患者さんの疑問にお答えしていきます。

💉Q1:採血をする日の服装はどのようなものがいいですか?

💉Q2:採血ってどうして何本も取るの?

💉Q3:採血の時気分が悪くなったり倒れそうになります。どうしたらいいですか?

💉Q4:痛くない採血のコツはありますか?

まとめ:「健康管理」はもっとも大切な自分へのケア

私たちは、生まれてから生涯を終えるまで、病気とは無縁でいることは難しいものです。人と会って交流したり、美味しいものを味わったり、好きな趣味に没頭したりといった、かけがえのない日常は、病気によって制限されてしまうことがあります。「病気にはなりたくない」と誰もが願いますが、生きていく上で体調の変化は予期せぬ時に訪れる可能性があります。

完全に病気をしないという人生は難しいですが

「自分の体調の変化を意識する」

「定期的な検査で見えない体の内部を把握する」

という点を日常の生活でも取り入れ、体調に変化があったらなるべく早く医療機関へ相談し、健康診断を定期的に受けましょう。

ご自身の体を番理解しているのは、他でもない自分自身です。また、自分の体を守ることができるのも自分自身です!

この記事を通して、読者の皆様の健康管理の一助になれば幸いです☺